• 独立開業を経験された司法書士様の
    体験談をご紹介いたします。


 開業にあたりご苦労されたことや仕事を軌道にのせるために頑張ったことなど勇気の出る先輩司法書士の声をご紹介!







 
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  • 福田 大輔 様
  • 『ふくた法務事務所』
  • ■開業地:鳥取県鳥取市
    ■合格年度:平成28年
    ■開業年度:平成29年
    ■ホームページ:http://www.fukuta-legal.jp/
  • 人間関係も仕事も「縁」を大切にして、
    何でも相談してもらえる事務所に!
  • 前職の公務員から司法書士になられたのはなぜですか?
  •  元々公務員になったのも地元に帰るからというくらいであまり理由はなかったんです。大きなきっかけとなったのは3年前、父が事故で亡くなったんです。そのときに相談できる司法書士がいなくて自分で相続手続きを行ったんですが、手間が掛かってしんどかったんです。そこで、同じような人は世の中にたくさんいるはずだし、そういった人のお手伝いをしたり相談にのったりアドバイスをしたりする「司法書士」っていう仕事に魅力を感じたんです。もう一つは急に父を亡くしたことで、人生観とか残りの人生とかをいろいろ考えたんですよね。このまま公務員を続けた人生でいいのかなって。で、もともと自営のような仕事もしてみたかったのもあって司法書士を目指しました。
  • どうやって事務所名を決めましたか?
  •  「福田」っていう苗字はほとんどの人が「ふくだ」って読むんですが、私は「ふくた」なんです。ですから間違えられないようにひらがなにしたのと、ひらがなの方がなんか親しみやすくて相談しやすい柔らかいイメージがあったんですよね。あと「法務事務所」「司法書士事務所」どっちがいい問題ってあると思います(笑)。個人的にですが「司法書士事務所」っていうと不動産登記とかのイメージがあって。自分がやりたい仕事を考えると、気軽に相談をしてもらいたいという想いが強かったので法務事務所を選んで「ふくた法務事務所」に決めました。
  • 合格後すぐの開業でしたが不安などはなかったですか?
  •  合格当初は2,3年はどこかの事務所に勤務して修行したいと思っていたんです。でも、地元の司法書士の先輩たちとか研修担当の先生からは開業を勧められたんですよ。先輩たちからは「自分でやってわからないことはどんどん聞けばいい。その方が自分の身になる。」と背中を押してもらえて。配属研修を受けてある程度実務の細かいところまで勉強できましたし、みなさんからそこまで言ってもらえるんだったらと開業に踏み切りました。実際開業してからは、周りには本当に良い先生が多くて色々教えてもらってますし、逆に先輩たちからも私にまで聞いて下さったりして。本当に助け合いの業界だと思います。
  • 開業地について伺います。いまの事務所に決めた理由を教えてください。
  •  鳥取市に住んでいるので地元で開業という事しか考えていませんでした。考えたのはなるべく自宅から近い所で家賃が安くてそれなりに広くて通りに面していて中心地からも離れておらず、市役所からも近い、と言ったちょうどいいバランスのところを探しました。家族も大事にしたいので年齢を重ねていった時は今よりもっと自宅に近い方が良いのかなとも思っています。
  • 開業にあたって苦労した事などはありますか?
  •  いろいろ考えすぎて開業時期が予定よりあとにずれちゃったことですかね。案の定、開業準備をしてる間に仕事の依頼があって、準備と仕事が並行してバタバタしてしまうこともありました。今思えば一定時間、開業準備期間を取ってその間にきちんとできる事をやってしまう方がよかったですね。
  • 事務所開業でこだわった点はありますか?
  •  床材とか本棚とか看板とか事務所の内外装ですかね。材料費だけでも結構お金がかかりました。事務所の内装はいわゆる「オフィス」みたいにはしたくなくて、木とか観葉植物とか緑豊かなぬくもりのある空間を意識しました。そういう所で仕事をすることで自分はもちろん、お客さんもリラックスしながら話をしてくれたらいいなと。あとは音でもリラックスしてもらえるようにスピーカー付きの物件にしました。そのあたりの内装が1番お金をかけたというかこだわった部分ですね。
     あとは本を30~40万円分くらい買いました。どんな相談がきても対応できるようになるべく広い範囲の本を、と思って買ったんですが、ちょっと買い過ぎましたね。結局その分野の仕事が入ってくるまで見ない(汗)。この点は必要な時に買い揃えたのでよかったかなと思います。本棚に専門書籍が並んでいる事でお客さんは安心感を持つのかもしれませんので無駄ではないですけどね。
  • 最終的に開業予算はどれくらいかかりましたか?
  •  私は金融機関から融資を受けたんですが、最初は300万円ぐらいと考えていたのが最終的には450万円ぐらいになりました。ざっくり内訳するとさきほどの内装や什器で200万。PCやコピー機などで100万。ホームページや会への登録などで100万。行政書士もあわせて登録したので登録関係で30〜40万かかりました。あとは運転資金です。ホームページと事務所の内装は予想外にかかりましたね。自分の理想を形にしていこうとしたら結果的に費用がかかったんですが、予想外とはいえ後悔はしていません。
     逆の意味で予想外だったのは開業資金を借りた時です。私は中小企業開業支援を受けたんですが、利息が元々安いうえに利子の一部は補助金でした。利子だけ見ると450万円借りて10万円もかかっていないぐらいです。審査に関しても事業計画を作って出すのですが、商工会議所の方が全面的にバックアップして作るのを手伝ってくれたので非常に助かりました。
  • 開業されて半年経ちますがいかがですか?
  •  最初は儲からないだろうなとか1年目は赤字覚悟だなと思っていましたが、おかげさまで今のところは順調です。でもこれからはもっとペースを上げていきたいと思っています。
     開業前は司法書士の業務内容と言っても幅広いし、最初は「こういう仕事はしたい」「こういう仕事はしたくない」という考えもありましたが、実際に開業して思ったのは、「やってみないとわからない」というところですね。敬遠していたことも実際やってみると面白かったりしますし、他の仕事ともかならず何らかの形でつながりができます。巡り巡って自分がしたい仕事に繋がる知識になってくる場合もあるんですね。できるかなと不安があってもとりあえずやる。たとえ困っても先輩方に助けてもらえますしね(笑)。
  • 仕事の上で心掛けていることはありますか?
  •  どの先生もそうだとは思いますが郵送で済むような場合でも極力依頼者に会う、顔を見るという事でしょうか。お金をもらって仕事させてもらってるんで1回2回しか会わないという関わり方ではなく、顔をしっかり合わせて他愛のない話も含めてきちんと話をしたいと思ってます。そういうところで「実はこういう事で困っている」と相談してもらえることもあるし、顔を合わせることで気軽にいろいろ話をしてもらえています。今後忙しくなってくると時間を取るのが難しくなりますが、この取り組みはできる限り続けていきたいと思っています。
     また直接の仕事とは違いますが、商工会に入ったりセミナーに参加したりは意識的にしています。もちろんそこで営業をするとか仕事を探すというわけでなく、まず自分を知ってもらって繋がりをもつ事が大事だと思っています。そうすることで「あの人知ってるよ」とかいろんな人に身近な存在と感じてもらって、なんでも相談してもらえる存在になりたいと思っています。
  • どうして開業時にシステムを導入したのですか?
  •  正直最初は専用システムはいらないかなと思っていました。でもいろんな人の話を聞いたりすると開業時に導入する人もたくさんいるので、実際使ってる先輩方の所にお邪魔して触らせてもらったんです。
     結果、これはいいなと。書類を作る時間が大幅に短縮できるというのを実感しましたね。システムを導入することで、お客さんの為に頭を使う時間だったり調査や勉強に充てる時間を確保できるのは大きかったですね。また必要なものはその都度Excelで適当なものを作ろうかなとも思っていたのですが、“権”に関しては申請書類以外にもたくさんの書類が作れますし、やれる事たくさんあって、多少でもお金をかけるだけのことはあるなと。システムもいくつかのメーカーさんが出しているので最初は悩みましたが、この先ずっと仕事で利用する事を考えて、導入しやすいプランとソフトの内容のバランスから“権”を選びました。 あとはリーガルの営業さんが熱心に説明してくれて安心したというのもあります。
  • 最後にこれから開業される方へアドバイスをお願いします。
  •  不安はいっぱいあると思いますが、とりあえずやってみることが大事だと思います。開業してみる、仕事を受けてみる。それをしないと何も始まらないかなと。当然準備は必要ですが、まずはやってみる「行動力」が大事なのだと自分の体験からも思います。
     あとは助けてもらえるような人間関係ですかね。司法書士って人の手助けをする仕事だと思いますが、自分が助けて欲しいと思う時もきます。同業者や他士業だけでなく関わっていくすべての人が助けてくれる相手です。そういった人たちとの繋がりを大事にして欲しいと思います。

 
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  • 山田 剛也 様
  • 『みかほ司法書士事務所』
  • ■開業地:北海道札幌市
    ■合格年度:平成27年
    ■開業年度:平成28年
  • 即開業!出会いを大切に目の前のお客様に全力集中!
  • 元々飲食店にお勤めされていましたが、司法書士を開業されていかがですか。
  •  飲食店と司法書士業は、人と人とが面と向かって接することが多いという共通点があると思うんです。私自身、司法書士という職業は接客業・サービス業であると考えていますので、そういう意味では飲食店での経験は司法書士の仕事に活かせているのかなと思いますね。司法書士は、初めてお会いする方とのやり取りが多い仕事ですが、飲食店以上にお客様と密に関係を築く必要がありますので、お客様がリラックスできるよう初対面の印象にはとくに気を付けています。
  • 開業してすぐに忙しくなられた印象ですが、開業後は順調でしたか。
  •  概ね順調だったのではないかと思います。今そう思えるのも、資格を取得するまでに知り合った方々の存在があったからです。受験時代が長く苦労していたんですが、大学の友人や勤務していた飲食店の同僚は、私が司法書士を目指していることを知っており気に掛けてくれていたようで、「ようやく合格したんだ」と開業後はお客様を紹介してくれたり、仕事に繋がるきっかけを作ってくれました。本当にありがたいことです。
  • 補助者や勤務の経験なく開業されましたが、不安はありませんでしたか。
  •  どんな仕事が来るのか、そもそも仕事自体あるのか、とても不安でした。ただ、もちろん専門的な知識は間違いなく必要なんですが、それは日々経験を積んでいくことで解決するはず、ならばどこで差別化するのか、私は人とのコミュニケーション能力といった人間的な部分で勝負していこうと考えていました。勉強を始めたときから、資格を取得したら開業するという夢があったので、その頃の自分の想いに支えられて躊躇なく開業できました。
  • 実際にお仕事はどんな感じで広がっていったんでしょうか。
  •  開業したばかりの小さな事務所でもやれることはあると思うんです。一生懸命、地道にやっていけば、結果としてお客様は付いてきてくれるというか。開業当初、不動産会社の知り合いはまったくいなかったんです。それがある日、知り合いから紹介してもらった決済で、ある不動産会社と一緒に仕事をさせていただく機会があり、その会社からその後も仕事をいただけるようになったんです。出会いに感謝です。繋がりがないからと不安に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、そういった繋がりは作るもので、自分の仕事の結果として付いてくるものかなと思います。
  • 様々な司法書士業務がある中で、山田先生は開業前から登記業務を行うと言われ、
    実際そうなっています。何か特別な取り組みをされたのでしょうか。
  •  特別な理由も取り組みもないのですが、漠然と司法書士は登記というイメージを持っていて、登記をメインでやっていきたいと考えていました。目標が定まっていたからこそ、それに対して実務経験など自分に足りないことがはっきりしていて、不足しているものを都度補いながら突っ走った感じです。目標がはっきりしていたので、やるべきことが分かりやすかったのが良かったのかもしれませんね。
  • 実際に即開業されて困った事はありましたか。
  •  配属研修以外で事務所勤務の経験がなかったものですから、ゼロから受任したときにどういう流れで案件を進めていけばいいのかなど、実務の知識や資料がどうしても足りなかったんです。しかし、開業してすぐに導入した〝権〟に様々な書式が揃っていましたし、尊敬できる先輩や信頼できる同期の友人たちにも恵まれ、周りに助けてもらえたことが本当に本当に大きかったです。
  • 最近では珍しくホームページを開設されていませんが、
    何かお考えがあるのでしょうか。
  •  ホームページに関しては、私のこの職業に対する考え方というか、今は自分が担当したお客様が最大の宣伝・広告だと思っています。良い仕事ができてお客様に満足していただければ、口コミや紹介をいただけることもありますので。もちろんホームページには接点のない方からご依頼をいただけるメリットもあるかとは思いますが、今は自分にできる「目の前のお客様への対応」に全力で集中しています。と言いながらも、ひょっとしたら将来ホームページを開設するかもしれませんが(笑)
  • 開業の準備は順調でしたか。
  •  思っていたより苦労はありませんでした。私の場合、事務所の場所は決まっていたので、悩んだのは専用システムです。〝権〟はこれまで使ったことがなかったのですが、使い方が分かりやすく、困ったときのサポートも万全でしたので、すぐに使えるようになりました。そして、何より機能が充実しており〝権〟を導入して本当に良かったと思っています。
  • 開業予算はどれくらいでしたか。予算内に収まりましたか。
  •  予算は200万円で金融機関から100万円の融資を受けました。〝権〟はリースで導入しましたし、無事に予算内で開業できました。リースはコストをならして運用できるので良かったですね。金額的にも問題ありませんでした。
  • “権”を導入されていかがでしたか。
  •  書類や見積書の作成、申請がとにかく早く処理できます。実際、金融機関や不動産会社から「早い!」と言っていただけることもありますし、早く正確に事務作業ができますので、他の業務に注力することができます。とくに開業したばかりの頃は、何をするにも時間がかかってしまいがちなので、お客様からのご依頼に対して、まごつくことなく初期動作を早く行えたのが良かったです。
  • みかほ司法書士事務所様の今後の展望をお聞かせください。
  •  もちろん、事務所の業務量はもっともっと増やしていきたいと思いますし、後々は人数を増やしたいということも考えてはいます。ただ、私自身の仕事のスタンスとしては、最初の、今の気持ちを持ち続けることが大切だと思っています。今こうやって仕事ができているのは、私の気持ちや行動が信頼に繋がってご依頼をいただいているわけですから、その信頼を裏切らないように、良い意味で私自身が変わらないことが大切かなと考えています。
  • これから開業される司法書士の方にメッセージをお願いします。
  •  私も開業して未だ1年半しか経っていないので、偉そうなことは言えませんが、自分の事務所を持つというのは、上手くいってもいかなくてもすべて自分の責任という醍醐味があります。事務所の経営は孤独ですが、出会いを大切にすることで支えてくれる人も必ず現れます。私の場合、生涯付き合っていきたいなと思える人に、この職業に就いたことで出会うこともできました。開業は良いですよ!


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